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朗読は以前「罪と罰」を演じましたが、ダイジェスト版でそれほどのボリュームはなかった。ハリー・ポッターのような、これだけ長い作品を最初から最後までというのは初めての体験ですよ。ですから収録は大変でした。女性からなにから全部やるんですから。ただね、僕は割と好きなんですよ。特別にたくさん声を変えていくわけじゃないんだけど、ちょっとした差で微妙な違いをつけて感じを出すところがね。難しいけれど、とにかく面白かったです。
声で物語の世界観や雰囲気を出していると、自分でも気が付かないうちに僕なりのやり方や感じ方が強くなってきてしまうことがある。そのバランスをとりながら、というのも難しかったところでしょうね。最初のテストで翻訳家の松岡さんに「それぞれの役に色をつけすぎている」とご指導いただいたのをきっかけに、そこから先はシンプルにやれるようになりました。ストーリーを一番よくご存知の松岡さんに的確なアドバイスをいただけたのは本当に嬉しかったですよ。まぁとにかく長い作品ですから。あまり力を入れすぎていては聞いている方も疲れてしまうでしょうしね。
収録に先立って英語版の朗読CDをいただきましたが、これはまだ聴いていません。言葉が違うので直接の関連性もないし、先入観で影響を受けてはいけないと思ったので。でも、今回日本語版が完成したから、これからだったらもういいかな、聞いても。興味はもちろんあるからね。
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